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チャレンジ企画「サンバ女子がガフィエイラを体験してみた」

ジャンルを越えた体験交流企画が誕生!

“チャレンジ”ガフィエイラ編!!
[Samba ⇔ Samba de Gafieira]


“ある分野で体得した技能をもちながら異なったジャンルにチャレンジするとどうなるのか?新たな世界はその目にどう映るのか!!”

第1回目のカポエィラ編に続き、第2回目は、サンバチーム“G.R.C.E.S. Vermelho e Branco(ヴェルメーリョ・イ・ブランコ(略:VB))”のホザーナ(Rosana)さんが、 リオ・デ・ジャネイロ生まれのペアダンス、Samba de Gafieira(サンバ・ヂ・ガフィエイラ)に、ダンス・スクール『Jimmy do Japão』(ジミー・ド・ジャポン)で初挑戦。それぞれの競技の魅力をクロスさせながら、ジャンルを越えた熱い交流が生まれます!!


[2013,11/07 -Vol.2]

「サンバ女子がサンバ・ヂ・ガフィエイラを体験してみた」

サンバチーム ヴェルメーリョ・イ・ブランコのホザーナと申します。

チームではダンサーとして活動しています。今回はブラリオさんからガフィエイラの体験リポートのお話をいただき、私で務まるか不安もありましたが、ブラジルのペアダンスに興味がありましたので二つ返事で引き受けました。

しかし興味があるのにガフィエイラについての知識はほとんど無く、イベント等で何度か見たことがあるという程度だったため、本番当日が近づくにつれて本当に私で大丈夫なのか不安になったのでした(苦笑)))

スタジオは新大久保の駅から歩いて数分のところにありました。 エレベーターで地下に降りるとそこはスタジオというより劇場のような照明やステージがあるスペースで、中に進むとお写真で見たことのあるNori先生とSachiko先生のお二人が優しい笑顔で迎えてくれました。

私のお二人の第一印象は美男美女のペアだなというものでした(*≧m≦*) 自己紹介をさせていただき、早速ガフィエイラ のレッスンがスタートです!!

まず始めに先生がデモンストレーションをしてくれました。お二人のダンスは優雅で流れるような動きでなんとも素敵なのです。 印象としては、社交ダンスのようなモダンさとアルゼンチンタンゴのおしゃれなステップをプラスしたような感じで、サロンダンスと言う言葉がぴったりです!

ブラジルのダンスというとどうしても激しい動きを想像してしまいますが、ガフィエイラは 私が普段踊っているサンバとは明らかに違います。 どどどうしよう…ちゃんとリポートが 務まるかまた不安が過ります…(汗)ドキドキする気持ちを懸命に落ち着かせようと額の汗を拭いながら先生の説明に耳を傾けました。

最初はベーシックなステップと男女の組み方を教えていただきました。 男性の左手と女性の右手を重ねます、そして男性の右手は女性の背骨の中心辺りへ女性の左手は男性の肩甲骨辺りだったと思います。

かなりの密着度合いで、これだけでも緊張感 MAXな感じです(笑)(* ̄∇ ̄*) まだ一歩もステップを踏み出していないのに、大丈夫か自分!?でも照れている時間はありません、どんどんレッスンは進みます!

ペアダンスというのは男性がリーダーで女性がフォロワーという認識はありましので、女性が勝手に動いてはいけない!ちゃんと男性のリードに従わなくては!等々頭の中でぐるぐると考えていました。

でもいざ組んで踊り出すと自分の体重をどこに置いてよいか分からずフラフラで完全に先生のリードを無視したままぎこちない動きの連発…(笑)



そんな私をみてNori先生が「僕の足を踏んでも構わないから、男性の方向に真っ直ぐ足を出して」と言いました。 なので私は迷わず足を出しました!が、その瞬間おもいっきり先生の足を踏んでいました(>_<)  先生は真っ白な靴です(汗)焦る私…(><;)(;><)//しかし、おそらく先生は沢山の女性から足を踏まれていて慣れっこなのかもしれません! 踏まれても全く動じず笑顔のままでした!! 流石です(≧∀≦)

その後も私は先生の足を踏みながらレッスンは続くのでした……(^-^;) Sachiko先生からは女性のリードの受け方と、踊っている時の姿勢や足裏のどこに体重を乗せると良いかアドバイスをしてくれました。

そのようにお二人から手取り足取り教えていただき、ガフィエイラのダンスパターン(技!?) を練習しました。

 

ガフィエイラに限らずペアダンスは、男性は曲を聞きながら先の動きを常に考えて女性をリードしなければいけないから大変だと改めて感じました。

そして女性が注意しなければいけないことは、真っ直ぐリードされたら躊躇しないで足を前へ踏み出すこと! 男性の足を踏んでしまうのではと心配になり、足の位置が左右にぶれたり踏み込みが浅くなると、リードを乱す原因になるのだと思います。 またもうひとつ大切なことは目線です! Nori先生から女性の目線についてアドバイスがありました。

クローズで組んでいる時は女性は常に男性の顔の方向に目線を向けること! おそらく目線が定まらなかったり、下ばかり見ていたら男性はリードしにくいことこの上ないと思います。 せっかくのペアダンスなのだから、女性はしっかり男性をみつめましょう(笑)

さぁ~レッスンのラストは今日教えていただいたパターンを組み合わせて一曲を通して踊るようです! ワクワク…ドキドキ…結果は先生についていくのが必死で余裕などはありませんでしたが 不思議と最初の緊張感と不安感は薄れていたようで、ガフィエイラの心地好いリズムに揺られている間に一曲終わっていました!! (*⌒▽⌒*) 踊り終わって感じたこと、ガフィエイラ楽しいーー!もっと踊りたい!踊れるようになりたいーー!!って思いましたヾ(^▽^)ノ

お二人の先生からガフィエイラを学び、ブラジルのペアダンスの魅力に触れることが出来ました。Nori先生、Sachiko先生、大変お世話になりました。 そしてありがとうござい ましたm(_ _)m

今後もお二人のご活躍を応援しております!!また今回、このような機会を設けてくださったブラリオさんに感謝申し上げます。

最後に私が普段踊っているサンバやサルサとガフィエイラで違うと感じた点、共通すると感じた点をまとめてみました。

まずサンバですが、ポルタバンデイラ&メストリサラポジション以外はペアで組んでは踊りません。 基本的には男性も女性も1人で踊ります。なので今回体験したガフィエイラとは動きそのものが異なります。でもブラジルのダンスだからでしょうか、どちらもカウントでは踊らないという点と、常に曲(音)を感じて踊ることが大切ということは共通していました。

次にサルサですが、こちらはペアダンスなので共通点は沢山あったと思います。 姿勢や目線またリード&フォローなどはガフィエイラにも通じると思いました。 でもブレイクやステップは違うので、サルサが踊れるからといってすぐにガフィエイラが踊れるわけではありません! 楽しく心地よく踊るためには男女ともに努力が必要です。 また、どのジャンルのペアダンスにもいえると思いますが、 お互いを思いやる気持ちが何よりも大切ですよね~(^^)/

 

 

<取材を終えて>

ホザーナさん、体験リポートありがとうございました。とても初めてとは思えないほど、先生とペアで踊る姿が素敵でした。

レッスンが進むごとに徐々にペアの息があっていく姿を見ていると、ソロで踊るサンバの楽しさとは違ったペアダンスの魅力を再確認しました。 ホザーナさんのようにサルサを経験している人には、その違いも交えて教えてくれるので、サルサを習った人も覚えやすく楽しいレッスンになると思いました。 また、ダンスが初めてという人にも丁寧に優しく教えてくれるので、ペアダンスの楽しさがすぐに伝わると思います。



「リオではサンバの他にサロンダンスもポピュラーで、ガフィエイラはどんな曲が流れても踊ることができるので人気があります。 日本ではまだまだダンサーの数が少ないので、これからもっと普及するようにパフォーマンスを行いダンスの楽しさを伝えながら、皆さんがいつでも参加できるようにレッスンを続けて行きたいですね。」と、Nori先生が熱心にお話しをする姿がとても印象的でした。

Nori先生とSachiko先生は日本で普及活動を続けながら、本場リオでもダンスのレッスンを受けたり、イベントに出演したりしています。 つねに本場のトレンドを把握しながら、ガフィエイラを日本で広めていく行動力とブラジルのダンスに対する愛情の深さには頭が下がります。

Nori先生、Sachiko先生、ホザーナさん、ありがとうございました。果たして次回はどんなジャンルが交流するのか?!皆さんお楽しみに!!

 


ホザーナ(Rosana)

東京都出身。2009年にサンバチーム“G.R.C.E.S. Vermelho e Branco(ヴェルメーリョ・イ・ブランコ)に加入。 ダンサーとして活動中。ヴェルメーリョ・イ・ブランコでは、年間を通じて仲間を募集しています。音楽、ダンスに興味がある方、お祭りやカーニバルが好きな方、まずは一度VBのエンサイオ(練習会)にお越しください。

★WEBサイトはこちらからどうぞ!
→G.R.C.E.S. Vermelho e Branco


Jimmy do Japão(ジミー・ド・ジャポン)

サンバ・ヂ・ガフィエイラ(Samba de Gafieira)は、世界的に有名なリオのカーニバルの舞台、リオ・デ・ジャネイロ生まれのペアダンス。 そして、それをベースに、ジミーが創り上げた新しいダンス、サンバ・ファンキ(Samba Funk)のブレイクで、リオのペアダンスが世界中から注目されるようになりました。

ダンススクール、「Jimmy do Japao」(ジミー・ド・ジャポン)では、このサンバ・ファンキを中心に、トラヂシオナウのサンバ・ヂ・ガフィエイラ、ボレロ、ソウチーニョのレッスンを行っています。 通常、火夜、木夜、土夜、日午後にレッスンを設定していますが、状況により変わってきますので、ホームページでご確認下さい。 ダンスカンパニーパフォーマンスチーム・メンバーも募集しています。 経験、所属、一切不問です。 興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

★WEBサイトはこちらからどうぞ!
→Jimmy do Japão

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