日本を代表するサンバヘギグループ『Bloco BARRAVENTO(ブロコ・バハヴェント)』 の“Kanako”さんが、バイーア州のサルヴァドール(Salvador)で半年間の単身武者修行へ! 果たしてどんなことが待ち構えているのか?Kanakoさんが現地の体験をレポートします!!
【Vol.12】Acarajé, a comida coração (ソウルフード、アカラジェ)[2015,2/6]
大阪でいうたこ焼きのような馴染み深い存在 、一方でCandombléのお供えとしても重要視されるSalvadorのソウルフード、Aacarajé。 インゲン豆の粉を練ってデンデ油で揚げたもの(これ単体ですでにAacarajéです)に、エビやBatapa、トマトのサラダを挟んでいただきます。 Acarajéを売っている友人が、準備しているところを見せてもらいました。とても日本で再現できそうにないのが残念ですが…。
ところでこの友人、同じバンドのメンバーなのですが、いつも全身真っ白の服を着ています。 なぜかと尋ねると、「出家の修行中」とのこと。CandombléのTerreiroの一員になるためには、いわゆる修業期間があるそうです。一年間、アルコール、Festa、海、たばこ、蟹、 ヤム芋、アイピン芋など…を控えなければなりません。そして、白い服以外は着てはいけません。 修業期間が終わった人はTerreiroのことをMinha casaasa(自分の家)と紹介してくれます。 バスでの移動中、海際を走っていっていると「Saudade da praia…(海が恋しい)」と呟いていました。 カーニバル休暇が終わったら、料理学校に通うそう。将来はBahia料理のレストランをしたいと言っていっていました。
毎日お祭りと海! というイメージが強いSalvadorですが、このような真逆の文化も共存しています。 こちらで過ごして3か月がたった今、どちらも必要不可欠なのかな…と実感し始めています。
Bloco BARRAVENTO(ブロコ・バハヴェント)
2002年
結成
2007年
「Asa de Águia(アーザ・ジ・アーギャ)」と共演
2009年
「オロドゥン(OLODUM)」の打楽器隊としてカーニバルに参加
2012年
台北サンバカーニバル「Dream Parade」に参加
2012年
「Brazilian International Press Awards」 受賞
結成~
ブロコ・アフロの楽器隊の一員としてサルバドールのカーニバルに10年連続で参加。ブラジルサルヴァドールが生んだ世界でも最高峰の歌「ダニエラ・メルクリ」とカーニバルで共演。日本の様々なフェスティバル、イベント、ライブに参加。TV番組の出演や、群馬、金沢で定期的にワークショップを行う。 2012年より台湾に遠征。サンバヘギを通じて日台間の相互交流に関し重要な役割を果たしている。
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