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LATIN BEAT FILM FESTIVAL 2018 (第15回ラテンビート映画祭)

多くのラテン映画ファンの“愛”で支えられてきたラテンビート映画祭は、今秋、15年目を迎えます。

ブラジル映画特集として、家族愛の詰まったハートフルドラマ『ベンジーニョ』、南部のビーチリゾートが舞台の人間模様『夢のフロリアノポリス』、ネット上でしか自己表現できない若者の生態に迫った『ハード・ペイント』ほかを上映いたします。

全14作品中、ブラジル映画は5作品、詳細はオフィシャルサイトで!!

LATIN BEAT FILM FESTIVAL 2018 Official site

【開催場所&日程】

新宿バルト9:111日(木)~4日(日)、9日(金)~11日(日)

梅田ブルク7:1117日(土)、18日(日)

横浜ブルク131123日(金・祝)~25日(日)


ベンジーニョ (Benzinho)

監督:グスタボ・ピッツィ/出演:カリネ・テレス、オッターヴィオ・ミュラー、アドリアナ・エステヴェス/2018年/ブラジル・ウルグアイ・独/ドラマ/95分

リオ郊外に住むイレーニとクラウスの夫婦は4人の子供を育てながら、家を買うために仕事と育児に追われる日々を送っている。生活は楽ではなかったが、イレーニは家族で一緒に過ごすことに幸せを感じていた。そんな中16歳の長男フェルナンドがハンドボールのプロ選手としてドイツに招待されることになった。イレーニは愛する我が子の旅立ちを素直に喜ぶことができない。修復不能なボロボロの我が家、夫の仕事の問題、さらには姉家族のトラブル等々、問題山積みで心が折れそうになりながらも、家族のために立ち上がる母親の奮闘を描いたファミリー・ドラマ。主演のカリネ・テレスは共同脚本も務めており、2018年のグラマード映画祭ブラジル映画部門で女優賞を受賞している。


夢のフロリアノポリス (Sueño Florianópolis)

監督:アナ・カッツ/出演:メルセデス・モラーン、グスタボ・ガルソン、マルコ・ヒッカ/2018年/アルゼンチン・ブラジル・仏/ドラマ/106分

1992年の夏。精神分析医のペドロとルクレシア夫婦は10代の子供たちと共に、ボロ車でブエノスアイレスからブラジルのビーチリゾート、フロリアノポリスへ向かう。旅の途中、ガス欠で立ち往生した彼らにガソリンを譲ってくれたブラジル人マルコは、ルクレシアに連絡先を渡し、自分の別荘に来るよう誘う。のどかなリゾート地を舞台に、離婚の危機にある中年夫婦の心の機微をリアルに描いたヒューマン・ドラマ。『ネルーダ 大いなる愛の逃亡者』(LBFF2017)で詩人ネルーダの妻役を熱演した女優メルセデス・モラーン主演。監督は女優としても活躍するアナ・カッツ。2018年のカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭では審査員特別賞と女優賞を受賞している。


サビ (Ferrugem)

監督:アリ・ムリチバ/出演:ティファニー・ドプケ、エンリケ・ディアス/2017年/ブラジル/ドラマ/100分

タチは、スマホで映像を友達と共有し、SNSを使ってコミュニケーションをとることが好きな16歳の女子高生。ある週末、学校の友人たちと旅行に出かけたタチは、どこか影のある口数の少ない同級生ヘネと親しくなる。だが、スマホを失くし、タチのプライベートな映像が流出したことをきっかけに、彼女の平穏だった日常が狂い始める…。スマートフォンやSNSを使ったコミュニケーションによって生じる人間関係のひずみやプライバシーの流出、10代の若者が陥りがちな孤独感等、世界共通の社会問題に鋭く迫ったシリアスドラマ。2018年のグラマード映画祭では最優秀ブラジル映画賞を受賞している。

image : © Rosano Mauro


ハード・ペイント (Tinta bruta)

監督:フィリペ・マッツェンバシェル、マルシオ・ヘオロン/出演:シコ・メネガチ、ブルーノ・フェルナンデス、ゲガ・ペイショット/2018年/ブラジル/ドラマ/118分

内気な青年ペドロは、狭い部屋の中で、体中を派手な蛍光塗料でペインティングして踊るパフォーマンス動画を撮影することを日常にしている。時には金のためにユーザーからの要求に応じた行為に及ぶこともある。ペドロの唯一の家族である姉のルイザが家を出ていった後、彼と似たような動画を流すライバルの存在を知ったペドロは、部屋を出てそのライバルに会いに行く。

閉塞感の漂うブラジル南部の中都市ポルトアレグレを舞台に、デジタルな世界でしか自己表現できない孤独な青年の日常を個性的な視点で描いたアート作品。2018年のベルリン国際映画祭テディ賞受賞。


激情の時 (No Intenso Agora)

監督:ジョアン・モレイラ・サレス/2017年/ブラジル/ドキュメンタリー/127分

1966年文化大革命初期の中国、1968年五月革命時のパリ、プラハ、そしてリオデジャネイロ。学生運動の高まりや東西の対立といった歴史だけでなく、その時代を生きた人々の高揚感や怒り、失望といった感情にも迫ったアーカイブ映像の数々。また当時の中国を訪問した監督の母親の映像記録や、残されたドキュメント等を、監督独自の視点でまとめ上げ、歴史の意味についても切り込んでいる。ジョアン・モレイラ・サレス監督は、日本で大ヒットした『セントラル・ステーション』で知られるウォルター・サレス監督の弟で、『Santiago』(2007)、『Nelson Freire』(2003)等のドキュメンタリー作品で数々の賞を受賞。本作では2017年の山形ドキュメンタリー映画祭で審査員特別賞を受賞している。


オフィシャルサイト: http://www.lbff.jp オフィシャルFacebook:facebook.com/LatinBeatFilmFestival

主催:LBFF実行委員会 プロデューサー,プログラミングディレクター:アルベルト・カレロ・ルゴ 会場運営:(株)ティ・ジョイ

 

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