ブラジルの生活を通して感じるままにお届けする新企画。
ネコチョッキさんの連載がスタート!
日本から三日。Chapada Diamantina
縁あってブラジルの田舎に住んでおります。
空が青くて広いです。
東京と変わらぬ都会があったりする一方で、
まだロバで荷物を運んでいるような田舎もあったりと、
地域によって全然暮らしぶりも景色も違う不思議な国である。
日本の約23倍の広さがあるんですもんねぇ、なんて広い国!!
そんなだだっ広いブラジルの、田舎の様子をつづってゆきたいと思います。
今住んでいる所はブラジルの北東部、バイーア州の内陸。
最近日本でも徐々に知られ始めている「シャパーダジアマンチーナ国立公園」というエリアの南端であります。(chapada:高原、diamantina:ダイヤモンドのように輝く・・)
国立公園といっても、何か整っているわけではなくて約1500平方kmくらいある広大な自然地帯です。日本からは三日ほどかかる。
まず飛行機で成田/羽田等から12時間ほど。
途中の国(アメリカ、ドバイ等)で乗換えてさらに12時間位でブラジル(いつもサンパウロ)に上陸。ここまでで待ち時間含めて1日半位経過。すでに充分疲れている。
無事に入国手続きを終えたら、次は国内線で「Vitoria da Conquista」という街の猛烈に小さい空港へ飛ぶ。
サンパウロからの場合、直行便があり2時間半で着くことができるが一日一本のみ。(もうすぐもう一本増えるかも!)他はサルバドール等で乗換えをして飛行機2本乗ってくるのが一番時間を選べるけれども半日ほどかかる。料金は400~1000R程度。(2019年04月1日現在:1R=28.5円程)
大変小さな空港。
Vitoria da Conquistaの空港からRodoviaria(バスターミナル)へ。
アクセスが悪いのでタクシーを使って10分ほど移動。15R位。
のどかなバスターミナル。昼寝するしかない。
Rodoviariaからシャパーダの南へ向かうバスにのる。
平日は9:30、12:00、15:00、17:00
日祝は15:00、17:00。
27R位。これ以外に、街からお昼頃にバンが出る場合もあるが不定期。
バスがおんぼろで、時々エンジンはかからない。
エアコンもつかない。椅子もぼろぼろ。
先日は、道が悪すぎて走行中にタイヤが1個とれたとか。
アスファルトにすぐ穴が開きまくるのです。落とし穴をよけつつ走らねば。
こんな道と戦いながら街をいくつか超えて行く。
そしてバスに4時間ほど揺られてようやくChapada Diamantinaエリアの南端の我が家に到着!!
ちなみに、この最後のバスに乗れるように国内線を選ばねばならず、
なかなかうまい時間が選べないとVitoria da Conquistaで無駄に一泊することになる。
なので、国内線のちょうど良い時間の飛行機が無い場合は、諦めてサンパウロからバスで移動することもあります。サンパウロからVitoria da Conquistaまではほんの30時間位!そこからやっぱり最後にオンボロバス4時間。
そんなこんなで、飛行機の待ち時間やら含めて日本から3~4日かかる場所なのであります。
なんでこんなアクセスの悪いところにいるんでしょうね~、いやはや。
飛行機一本で日本に帰れるところがいいと常々思っているんですが。
いつまでここに住むのかさっぱりわかりませんが、
日々が新鮮で面白いので色々発信していきたいです。
ではではate mais!
おまけ。
Vitoria da Conquistaで無駄な一泊の際に泊まったホテルの夜、雨が降ってきてホテル浸水。
荷物濡れ濡れでした。
ただいま、猫達!
Vol.8「あこがれのアアゾンへ」
Vol.7「ビザのこと(学生ビザ編)」
Vol.6「ビザのこと(観光ビザ編)」
Vol.5「festaシーズン」
Vol.4「滝~cachoeira do Buracão」
Vol.3「Feira仕事」
Vol.2「道とドッコン」
Vol.1「日本から三日。Chapada Diamantina」
Text&photo:ネコチョッキ
ブラジル・バイーア州在住
カポエイラを習い始めたことをきっかけに、数回の渡伯を経て
現在はバイーア州の田舎に猫と恋人と住んでいる。