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BAHIAの田舎より・・Vol.4「滝~cachoeira do Buracão」

滝~cachoeira do Buracão

chapada diamantinaの観光ポイントといえば、山!滝!川!湖!
というわけで、とにかく大自然が売りであり、大自然しかない!

わが町はchapada diamantinaのエリアの中でもまだそんなに知られていないところ。徐々に観光客が増えつつあるけども、国内からのお客さんが主で、外国人が来ることは少ない。

見どころは滝。滝もいくつかあるが、どこもたどり着くのにはトレッキングを伴う。そのうちの一つ、Cachoeira do Buracãoを本日はご紹介したい!!


Cachoeira:滝
buraco:穴
buracãoとは大きな穴ということ。

Cachoeira do Buracãoを上空から見ると、大地にぼかんと大きな穴が開いていて、そこに流れ込む水が大きな滝となっている。

滝によって、ガイドが必要な場所と、道を知っていれば個人で勝手に行けるところがある。Buracãoはガイドが一緒じゃないとそのエリアに入場できない。なので、行く日が決まったらまずはガイドを手配。

町にはいくつか観光案内所があるので、そこへ行って相談するか、自分たちは知り合いのガイドに直接連絡をして、日程と価格を相談する。ちなみに、個人的に連絡をとっているガイドさんでも、みんなしっかりガイド資格を取っていて、必ずどこかのガイド会社に登録しているそうな。

価格はお客の人数によって様々。お客が多いほど各々の価格はさがる。どこへ行くにもまずは車でハードな土の道をゆくので、もし車も運転もお願いする場合は、トレッキングのガイド代よりも運転代の方が高いこともある。

途中で川を車でざぶざぶ渡るところあり、ガタガタでぼこぼこの坂の上り下りもあるので、素人には厳しいし車もかわいそう。というか壊れる!なので、多少高くついても車も運転もガイドに任せた方が良いのです。

この辺はまだ穏やか。

 

Buracãoトレッキングは、各々の体力次第で片道30分~1時間。道すがらのんびり休憩して途中の川や景色を楽しみまくれば、もっと時間はかかる。あんまり傾斜は多くないし時間も短いので、サンダルで行けなくもないが、ほぼ岩みたいな道が滑ることもあるので、靴を履くことをお勧めする。

のんびりしなければ2時間あれば終了。滝を満喫したり、休憩や川遊び、昼寝を楽しめば半日~一日楽しむこともできる。

中には大自然しかないので、ランチやおやつは持参する。

おにぎり。

 

いざ出発!

まずはハードな土道を30分くらい車で走り、Buracãoエリアのゲートへ。わりとちゃんとした受付なんかがあって、名前を書いて入場料を支払う。(2019年3月の時点で一人6レアル。ガイドによるが、ガイド代とは別で支払う。ちなみに、現地住民である証明をもっていれば無料。 ※2019年5月15日現在:1R=27.5円程)

ゲートを通過してから更に車で15分位走る。アトラクション的に川をざぶざぶ渡るところが最後の方にある。徴収している入場料で橋を作ってくれてもいいのに…。

途中でヘビもいたー!

 

無事に駐車場に到着。この辺では一番綺麗なんじゃないかという、わりとまともなトイレがある。身支度をしてトレッキングに出発。

歩き始めの最初にもまずは川。普段は簡単な橋がかかっているが、雨が降った後で増水中は橋が外してあるので、さっそく靴を脱いで入水してわたる。

入水。

これを渡った。入ると結構深さと勢いがある。水が少ないときは板が一枚橋として渡してある。



 

そこからは平和な道のり。カッチカチの大地なので動物やら植物の種類は色とりどりではないけども、マンガバの季節にはそこらじゅうにマンガバの実がなっていて、ある時一緒にいったガイドさんは、夢中でマンガバを拾ってお弁当箱に詰めていた。

マンガバの木。

梅みたいなサイズの甘い不思議な果物。食べると唇がものすごくべとべとひっつく。

 

景色が開けると浅い大きな川が現れる。いくつかの川が合流して、その先のBuracãoに流れ込んでいるそうな。

 

行く時期の水量によって全然違う景色、勢いが感じられる。

水が少ない時~。

水が多い時~。

水が少ない時。

水が多い時!

 

ちょいちょい設置されている階段がかなり上り下りし易い。日本の登山道にもこういうのあるんじゃろうか。

 

メインの手前にも滝がある。その名も「Cachoeira Recanto Verde」。道的にのんびり見られない所。メインよりもここの方が好きかもしれない。自分的にはラピュタみたいっていうかなんというか、なんとも心ときめく場所である。

水の少ない静かな時と、雨の後の勢いのあるRecanto Verde。

 

そこから少し下ると、ライフジャケットが沢山置いてある。自分の体重にあったライフジャケットを持って更に進むと入水ポイントが出てくる。

 

腹ごしらえして水着になってライフジャケットを着こんで入水。Buracãoは、泳いでいって滝つぼから楽しむのです!ちなみに、入水しなくても行けるけども丸太の橋を渡り、岩壁を伝っていくのでそれはそれでハード。

橋を渡る。

泳いで行くのが楽しい。

 

ごつごつの岩壁の間を泳いで進むと、水が流れ落ちる滝つぼ~!!!

 

暖かい季節の週末はわんさか人がいる。水も風も穏やかな日には、上からロープで降りてくる人もいる。おそろしすぎる。

 

水の少ない日は滝の裏側へ行くことも可能。水が多い日はこわくて近づけない。

この水量の日は、滝つぼは流れがすごくて恐ろしかった。雨の直後など、危ないときは日によってはBuracão入場不可としている。

 

好きなだけ滝つぼを眺めたら撤収。更に逆方面に泳いで川を下って楽しむこともできるけど、流れに逆らって泳いで戻ってくるのが大変。

水からあがって、来た道を戻りつつ、ガイドによって色々コースを変えてくれるので滝の上にいったり、他の小さい滝で昼寝やら水遊びを満喫することもできる。

とにかく自由。どこも柵があるわけじゃないので、気を抜くといつでも命を落とせるけども、まだここで死人や大けがは出たことないとガイドが行っていた。

ほんまかいな。

写真左上のポイントに寝転がって滝と写真を撮るのが定番。こわい。

 

何時間か楽しんで撤収。帰り道はみんなほぼ無言。こんなに道長かったっけ…とか思いつつ。

そんなこんなで、Buracãoでした。独特のがたがたの岩壁がなんとも迫力のあるところです。人生のうち一度は是非見に来て欲しい~!!体力のあるうちに…。

アテマイス!!


おまけ

こんなかっちかちの所から生えてる植物ってすごいなぁ。

留守番ご苦労様です!

 


Vol.8「あこがれのアアゾンへ」
Vol.7「ビザのこと(学生ビザ編)」
Vol.6「ビザのこと(観光ビザ編)」
Vol.5「festaシーズン」
Vol.4「滝~cachoeira do Buracão」
Vol.3「Feira仕事」
Vol.2「道とドッコン」
Vol.1「日本から三日。Chapada Diamantina」


Text&photo:ネコチョッキ
ブラジル・バイーア州在住
カポエイラを習い始めたことをきっかけに、数回の渡伯を経て
現在はバイーア州の田舎に猫と恋人と住んでいる。

 



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