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踊る!ブラジル
「踊る!ブラジル」
田中 克佳
小学館


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芸術


サムライジンガ 登場!!
  |  映画 |  アート |  写真 |  CM | 

[2011,10/26]

ブラジルアートと音楽の未来
BRAZIL×JAPAN ARTPROJECT
Bloco BARRAVENTO
(ブロコ・バハヴェント)


SAMURAI GINGA(サムライジンガ)
代表 島野 賢哉

★ブラジルアートを日本に伝える

まだ日本では一般的に馴染みの薄いブラジルアートを普及させる為、BRAZIL×JAPAN ARTPROJECTを立ち上げ活動を行っている(株)SAMURAI GINGA 代表の島野氏。毎年、代々木公園で行われる代表的なブラジルイベント 「ブラジルフェスティバル」でサンバヘギを演奏し会場を盛り上げるブロコ・バハヴェント。その指揮をとる人物が島野氏である。アートと音楽、ブラジル文化の両翼を日本に普及させているパイオニアに、まずはアートプロジェクトについて聞いてみた。

・BRAZIL×JAPAN ARTPROJECTの活動内容を教えてください。

「ブラジルのアーティストを日本に紹介することをメインに、日本では売っていないブラジルアート関連の書籍やレコードを輸入して販売したり、店舗に卸しています。書籍ではサンパウロの“ZUPI”というアート雑誌の販売や、アルバムを大阪のレコード店を中心に販売、展開しています。ペドロ“ソロンゴ”サントスの68年のアルバムは、サンバジャズやアフロの要素が入っていて人気があります。コレクターやDJにも好評ですね。音楽に関してはブラジルのインディペンデントレーベルやアメリカ、スペインなど海外にいる友人からも仕入れています。また、日本のアーティストをブラジルのギャラリーに紹介したり、ブラジルのアーティストとコラボしたり。11月1日から11月6日まで行われる東京デザイナーズウィーク2011にも出店します。そこではブラジル人アーティスト達が送ってくれた貴重な1点ものの作品などを紹介・販売します。 過去のプロジェクトとしては、ブラジルアーティストとタッグを組んで、高島屋のウィンドウディスプレイデザイン製作をプロデュースしました。他にもブラジル人アーティストのオリジナルのデザインライセンスを購入し、日本にて製品化、販売などもしています。」

・アートプロジェクトを始めて3年。そのきっかけは?

「サンバヘギの演奏をしにブラジルに行った時の事。サルバドールで現地のカーニバルで叩いて、サンパウロに戻ってグラフィックに触れた時に、音楽と同じように面白いエネルギーを持っているなと感じました。こういったものを音楽を含めて日本に伝えられないかなという感覚になりました。音楽に関しては自分が演者。演者とはいえ、プロとして食べていくには狭い世界。個人の意見としてはもっと視野を広く持っていたい。音楽だけにとらわれずに、背景にある文化やそれ以外の面白さを何か伝えることが出来ないかと思った時に出会ったのがグラフィックでした。アートに関しては自分が描いたりして参加することはなかったので、どちらかというとプロデュースする側になる。本場のものをそのまま持ってきて伝える。ビジネスとしては可能性があるなと感じました。バハヴェントは本場の音楽を自分達が体現することでより多くの人に「体験」してもらうもの。アートに関しては本場のものを見てもらい「体感」してもらうものだと思います。ブラジルアートを仕事としてプロデュースしていき、日本人の素晴らしいアーティストと共有して、よりインスピレーションを受けてもらって、逆にブラジルのアーティストもまた新たなインスピレーションを持ってもらう。お互いにアートを通じて交流できれば面白いですね。」

・ブラジルアートの魅力は何ですか?

「なんといっても持っているエネルギーが強い。気候の部分はもちろんありますが、人種や文化が混在していて、色々なものが混ざっていく。どれが正しく何が良いとかもなく、価値基準は個人にある。そこに惹かれました。受け入れてくれる土壌も広い。日本ではある場所で受け入れられなかったらもう難しいよっていう風に選択肢が限られてしまう。音楽にもいえることかもしれません。ブラジルでは活動出来る幅がいろいろあり選択肢もある。広いスペースもあるので、国や市が応援して、そのスペースを開放して描く場を提供をしてくれる。また、キャパシティーの広さがあり、新しいものが生まれてきやすい土壌がある。荒削りだけど尖った連中がどんどん出てくるのは、サッカーに似ていると思います。そこに魅力を感じます。」

・ブラジルのアーティストについて

「日本にも素晴らしいアーティストはたくさんいます。80点90点をとる人が多い中、100点を飛び越えていく人はなかなかいなくて、そのかわり50点以下もいない。ブラジル人は荒削りで0点もたくさんいる。だけど200点を取るようなアーティストも生まれます。200か0か。また、色々なスタイルだったり考え方だったりが混在していて、その広い選択肢の中に、他民族、アフリカ系、ヨーロッパ系、アジア系、アラブ系だったり、宗教も含めて違う成り立ちで生活していて、それがポルトガル語という言語で一つの国に繋がっている。そもそもコミュニケーションする時点で言葉が通じても深い文化までは伝わり難い。だからこそ許容してあげなけばならない。理解していかなければならない。だからそこに対して、色々なカオスが生まれてくる。そういったものがアートにも反映されていると思います。」

・これまでにブラジルにはどれくらい行きましたか?

「トータルで10回です。最初に行ったのが1999年で、2006年からは毎年行っています。現地でバハヴェントの活動をしつつ、アーティストの発掘やレコードを探したり、多い時には年に2回、3ヶ月くらい滞在することもあります。」

・最近のブラジルはどう変わりましたか?

「暮らしが便利になり、街並みも変わってきて、今はさらにプラスの空気が出ていますね。経済的に発展していますが、貧富の差も激しくなった様に思います。景気の落ち込みが見えたとしても天然資源が豊富にあるし、何度となく不景気な状況を経験しているので、不景気になったとしても深刻に受け止めない強さがあると思います。」

・ブラジル人の良さは?

「おおらかで、ホスピタリティが素晴らしいですね。またプラス思考でもあると思います。個人的な意見ですがブラジル人には引き算の概念がないと思っています(苦笑)。 時間に対する概念も日本人とは異なります。例えば待ち合わせをしているとします。日本人は待ち合わせの時間から引き算して計画を立てます。何時に到着するには、何時に家を出なければならないという風に。ブラジル人はプラスの発想なので、待ち合わせ時間までにやらなきゃいけないことを積み上げていきます。途中で関係のない用事が入った場合はそれも足されます。そうすると見事に間に合わなくなる(笑)。最近は減りましたが、以前は打合せをドタキャンされたり、大幅に遅刻されたり。でも怒っているのがばかばかしくなる登場の仕方をするんですよね。で許せちゃう(笑)。そういうのって個々が持っている魅力なんですかね。そういったところも凄いなって思いますね。」




★Bloco BARRAVENTO(ブロコ・バハヴェント)

 渡辺貞夫氏が日本に紹介し、1993年に初来日したサルバドールで活動するサンバヘギの打楽器チーム(ブロコアフロ)「オロドゥン(OLODUM)」に刺激を受け、2002年にブロコ・バハヴェントを結成。バハヴェントの魅力は、圧倒的なライブパフォーマンスにあり、そのサウンドは、ブラジル北東部バイーア地方の打楽器アンサンブルを中心とした「バイーアのサンバ」と、サンバとレゲエの思想も含めてミックスさせた音楽「サンバヘギ」によって生まれる。本場バイーアのサンバチーム(ブロコ・アフロ)やバンド、ミュージシャンとも親交が深く、主要メンバーは本場のブロコ・アフロの楽器隊の一員として現地のカーニバルに10年連続で出場している。また、2007年のブラジル移民100周年記念イベントでは、ブラジルバイーアの音楽シーンにおける最も著名なグループ「Asa de Águia」(アーザ・ジ・アーギャ)と共演。2009年にはバハヴェント結成のきっかけとなった、世界最強の打楽器集団「オロドゥン(OLODUM)」の打楽器隊としてカーニバルに参加するなど、いまや日本を代表する打楽器演奏集団である。

・毎年多くのイベントに出演されていますが、練習はどこで行っているのですか?

「東京は大人を対象に港区港南小学校体育館で練習をしています。群馬では在日日系人の子供達と月2回練習しています。月に1回は群馬から東京へきていただき、もう1回は東京から教えに行きます。金沢でも行っています。サンバヘギはサルヴァドールを中心に発展し、演奏されている音楽なので、ブラジル全土でもやっている人はなかなかいません。 日本で知ったブラジル人もたくさんいます。そういったところで逆にブラジルの文化に触れてもらうというか。一緒に体現していければいいかなと思います。」

・サンバヘギを演奏する魅力はなんですか?

「アート同様に音楽の持つエネルギーが凄いですね。少し練習するだけで、誰が叩いてもある程度聞こえてしまう。サンバヘギを作られた人は本当に凄いなと思いますね。そして踊りながら叩くことでよりスイング感が出て独特のグルーヴ感が出る。そうしたことでリズムに宿るエネルギーはより大きなものになる。その点が他の音楽にはない大きな魅力だと思っています。」




★今後の活動は?

「音楽活動とビジネス面の両立をして行きたいですね。バハヴェントはサルバドールの黒人文化の中を完全に突き進んで行きたい。本場の音楽を目指して向こうに行って学び、そして強い音楽を作りたいですね。イベントを開催したり、日本のブラジル音楽に限らず、様々なジャンルの方々と垣根を越えて、いろいろとコラボしていきたいのが希望です。そのためにはもっともっと練習しないといけませんが(笑)。  ブラジルアートのほうは、現代アート、ストリートアートを中心にどんどん日本に広めていきたいですね。ただいつでも肝に銘じておきたいのは、自身のやっていることは、ブラジルアートの紹介や音楽活動でも、その範疇はブラジルアート全体を見ればまだまだほんの一部にすぎないことです。ブラジルには他にも素晴らしいアートも音楽もたくさんあります。 それらが埋もれているからこそ、日々探求、発見をしていかなくてはいけないし、そういった意味では日々移り変わっていくブラジルに行ってみなければ判らないこともたくさんあります。だからこそ自身が停滞しないように毎年行かなければならないと思っています。一般的にワールドカップやオリンピックを通じてこれからブラジルはいいよねって言われていますが、 具現化は出来ていないと思います。それをアート通じて、なるべく表面上だけでないブラジルの良さや面白さを伝えていきたい。さらにそれをビジネスとして日本の企業・自治体も含めて活性化させることをプロデュースすることが、私のそして本プロジェクトの変わらぬ挑戦と思っています。」




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Bloco BARRAVENTO
青山祭2011 Bloco BARRAVENTO パレードの様子