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BAHIAの田舎より・・Vol.3「Feira仕事」

Feira仕事

Feira、フェイラ。それは露天市場。
色々な物が売られている。

食糧(野菜、果物、肉、スパイスなど)
軽食(パステウ、コシーニャ、串焼肉、ホットドッグなど)
キッチン用品(包丁、なべ、タッパー、食器など)
洋服(下着、カジュアルからフォーマルまで服やら靴など)
雑貨(スピーカー、携帯電話グッズ、スパナ、おもちゃ、リモコンなど)
アクセサリー(メガネ、時計、鞄、ピアス、ネックレス、指輪、髪飾りなど)

時には旬の食べ物を一種類大量にもってきて売りさばく人やら、土産物屋が現れたり、バイクのヘルメットを売る人とか、ピンからキリまで!

田舎でも都会でも、地域ごとに大体週1回はフェイラの日がある。

都会はスーパーで充分に商品があるが、多分フェイラは更に新鮮で安く食べ物が買える。我が町付近だと、街に全然お店が無い。自動車修理工場や、そのパーツのお店ばっかり。去年まではスーパーに生物がほぼ無かった。なので、人々は食料も雑貨も身の回りの物をフェイラで買う。

そんなフェイラでの安いアクセサリー屋の仕事を手伝っている。町にアクセサリー屋も全然ない。洋服屋に少し置いてあるけども、小中高生あたりの子供たちが欲しい、流行かつ安いアクセサリーが無い!

そういうわけで意外と需要があるのです。

サンパウロのとあるフェイラ。日本仕様のキュウリを売ってたりする!!

リオのとあるフェイラ。海辺なので魚も豊富。都会は洗練されている感じ。

我が田舎付近のフェイラ。夜明け前からお客さんがやってくる。

フェイラのお肉を買う勇気はまだ無し。更にはハエまみれだったりして都会の人から少しびっくりされる。部位がしっかりわかる(顔、足とか)のもあるが写真アップは控えよう。

にわとりやヤギなど売られている時もある。

スパイス屋。

寒い時期になると他の州からやってくる毛布屋。



同業者は他にもいるけども、ヒッピー系の人はマクラメ系なので流行の物とは少し違うのと、手がこんでいるのでそこそこの価格。

雑貨屋さんがアクセサリーも売っていたりするけども、雑貨にまみれていてよくわからないし高めに売っている。アクセサリー専門の人は少ない。

我が店主は日々改良して今の販売形態、価格設定をしている。おかげで常連さんがそこそこついている。

小学生くらいの少年達も買いに来る。キャップは浮かせてかぶる!

ブラジル(田舎だけ?)の人々はボディピアスがとにかく好き!耳たぶはもちろん、耳の軟骨部分、鼻ピアス、まゆげ、舌、歯茎、おへそ。

定番商品は鼻ピアス、そしてアラガドー。

鼻ピアスの魅力が全然理解できなかった。特に牛の鼻輪的なピアスとか。そういえば大学生の時に兄が突然鼻ピアスを開けたことがあった。そんなキャラじゃないのに。そして早々にやめた。鼻炎持ちなので、鼻がかみづらいということに気付いたらしい。

しかしながら何年かブラジル人に鼻ピアスを売り、鼻ピアスをしている姿を見ていると、段々悪くないような気がしてくるもんです。つけないけど。ブラジルで生まれ育っていたら自然につけてたかもしれない。

アラガドー(alargador)とは耳たぶのピアス穴をどんどん大きくしていくピアス。1mm~16mmまで用意しているがあんまりでっかいのまで広げる人は少ない。そういえばサンパウロのスターバックスカフェに行った時、そこは仕事中アラガドー禁止なのか、ビロンビロンに伸びきった耳たぶをさらしている店員さんが多かった。あれは10mm以上の穴とみた!!逆に妙やからピアスつけておけばいいのになぁ。

ある時期から歯茎につけるピアスが流行り出した。お客さんが「イズマイリある?」と聞いてくる。どういう単語なのかよくわからんけども、歯茎ピアスということは理解しているので案内していた。ある時気づいた!これは英語の「smaile」をポルトガル語読みしてんのか!!歯茎にピアスをつけると、笑った時にちらっと見えるのである。そいで「イズマイリ」なんやと!

そんな所にどうやって穴あけてんの?と若者に聞いたら、「えー。友達に針であけてもらったー。」って!痛すぎる!!

痛いと言えば、その場ですぐつけたい人が多いもんで、ピアス穴がふさがりかけていても、気合でピアスをぶっ刺すブラジル人の根性がすごい。血が出てますよ。無言でティッシュを差し出しておく。

舌ピアスもとても流行っている。激烈に痛そうやし、何か味覚を無くしそうやし、汚れもたまりそうやしとにかく信じられん。24時間つけたままなのだろうか。接吻の際に感触を楽しむのだろうか、男女問わずよく売れる。

今とても流行っているのは、耳につける普通の輪っかピアス(argola、argolinha)に十字架がプラプラぶら下がっているもの。芸能人なんかがちょこちょこつけているのでヤング達も欲しくなってきたのである。流行初めは売れ行きが悪かったので少ししか仕入れなかったところ、ここ数か月問い合わせが多い。次回はたくさん仕入れることを約束しよう若者達よ!!

左上アラガドー、その隣舌ピアス、右上イズマイリ、下は鼻ピアス。日本にはもっと色んな種類があるのかな。

日本で物販をしていた時、パッケージにもものすごく気を使っていたけど、ここではピアスを渡す時に、商品を仕入れた時のビニールだったり、使いまわしの小袋にピアスを入れて渡す。

最初はかなり抵抗があったけど、店主は「これでいいんだよ。」という。それも最近は理解できる。ブラジル人は買ってすぐ使いたい人が多い。小袋に開けるところがあっても、変なところから無理矢理破いて、その袋をすぐ目の前にポイしてピアス装着!そりゃ、綺麗な小袋用意しても無駄や。資源の無駄遣い。ちなみに、買わなくて見てるだけでも商品むしりとってパッケージ破る人も多い。

ピアスで盛り上がりすぎたので続きはまた今度!

アテマイス!!


おまけ


仕事中に時々買うのごはん!これは10R。下にフェジョンも埋まっていて食べきれない量!


前髪猫さん。


Vol.8「あこがれのアアゾンへ」
Vol.7「ビザのこと(学生ビザ編)」
Vol.6「ビザのこと(観光ビザ編)」
Vol.5「festaシーズン」
Vol.4「滝~cachoeira do Buracão」
Vol.3「Feira仕事」
Vol.2「道とドッコン」
Vol.1「日本から三日。Chapada Diamantina」


Text&photo:ネコチョッキ
ブラジル・バイーア州在住
カポエイラを習い始めたことをきっかけに、数回の渡伯を経て
現在はバイーア州の田舎に猫と恋人と住んでいる。

 



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