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Festa do Brasil 2013 開催!! part1

フェスタ・ド・ブラジル 三連休の前半戦の模様をお届け!!

9/8(日)~10/14(祝)まで行われる「フェスタ・ド・ブラジル」。週末の三連休9/14(土)~16(祝)、21(土)~23(祝)には、アルパB1噴水広場「ブラジリアンライブステージ」、コンファレンスルーム「ブラジルシアター」、展示ホールA「ブラジルマーケット」がさらに加わり、サンシャシンシティがさらにブラジル一色に染まった。

まずは、土曜日。この日はサンシャシン60通りで「池袋サンバカニーバル」が行われ、朝からサンバや、サンバヘギ、マラカトゥのリズムが通りに響き渡り、浅草サンバカーニバルとは違った面白さで、沿道に集まった多くの人々を魅了した。

出場チームは総勢9チーム。セレージャ(サンバ)、アラウォ・ドゥドゥ(サンバヘギ)、ケール・スウィンガール・ヴェン・プラ・カー(サンバ)、ICUラムズ(サンバ)、バッキバ(マラカトゥ)ブロコ・バハヴェント(サンバヘギ)&カポエイラ・テンポ(カポエイラ)、自由の森学園サンバ音楽隊(サンバ※浅草サンバカーニバルS2優勝)、ウニアン・ドス・アマドーリス(サンバ※浅草サンバカーニバルS1優勝)、アレグリア(サンバ)。

そんな強豪揃いの中、見事に優勝したのはアレグリア。本年の浅草サンバカーニバルでは5位という結果に終わってしまったが、本年度の浅草で初優勝が期待されたチームに相応しく、“初代グランプリ”の栄冠に輝いた。

池袋と浅草では大きな違いがある。それはサンバ以外にも“サンバヘギ”や“マラカトゥ”がパレードに加わるということ。サンバの魅力に加え、ブラジルを代表する各地のパレード音楽の“楽器、音、リズム”のかっこよさや、それぞれの異なった魅力を同時に楽しむことが出来た。また、池袋という若い世代が遊びに出かける街でパレードを行うということも大きな違いであると同時に、ブラジル文化を楽しく伝える上で、有意義なパレードになったと思う。



サンシャインシティ内では、アルパB1噴水広場(無料)で「ブラジリアンライブステージ」が行われた。16日の月曜日は小野リサ(ボサノヴァ)、臼田道成(ボサノヴァ)、Karen(ボサノヴァ)、だいどうじさかえ(ショーロ)、カンタス村田とサンバマシーンズ(略:サンバマ)など、ブラジル音楽シーンには欠かせない人気アーティストが出演し、ボサノヴァ、ショーロ、サンバといったブラジルを代表する音楽の奥深い魅力を観客に届けた。

ボサノヴァはカフェのBGMとしてさりげなく流れてるように、いまや日常にすっかり溶け込んでいる。ショーロは19世紀に誕生したブラジルポピュラー音楽でフルートとカバキーニョとギターにバンドリンなどが加わり、独特のインストゥルメンタル・ミュージックが誕生。サンバやボサノヴァのルーツとなるショーロは即興性も魅力で、ジャズのようにこれから日本に広がる可能性を秘めている。

そしてサンバ。パレードとしてのサンバはお馴染みだが、サンバマの作り出すサンバにファンクとロックを融合した独自の世界は、作詞作曲を担当するカンタス村田がゴージャスなサウンドに日本語の歌詞をのせて歌うことによって生まれている。それぞれ異なる魅力があるが、どこかで繋がっている。ジャンルを越えて、縦にも横にも斜めにも縦横無尽に繋がっていくのがブラジル音楽の素晴らしい点であり、各ジャンルやアーティストの演奏を楽しみに集まった多くのファンや、足を止めて初めてブラジル音楽をじっくり聴いた人は、一度に複数のジャンルを聴く幸運な一日だったと思う。

展示ホールA(4階)で開催されている「ブラジルマーケット」でも、LIVE&ステージが室内と室外で行われ、噴水広場で出演したアーティストも登場。こちらではお酒や食事をいただきながら聴くことが出来るとあって、活気に溢れていた。席も十分あるのでゆったり時間をすごすことが出来る。

料理はシュハスコ(ブラジル式BBQ)やフェイジョアーダ(黒インゲン豆と肉の煮込み)ムケッカ(魚介のシチュー)、揚げ物(パステウ、コシーニャ他)、焼きチーズ、ブラジル代表料理がならぶ。ドリンクは、カイピリーニャ、フルーツカクテル、ビール、ガラナ、アサイーなど、フェスティバルには欠かせない人気のメニューが揃う。展示や物販もおこわれているので、ブラジルについて学んだり、ブラジルの特産物をお土産に買う楽しみも。

ブラジルの現地の雰囲気そのままを体験できる「ブラジルマーケット」は、噴水広場でライブを見た後に、ぜひ足を運んでいただきたい。きっと異国に旅に出た気分を味わうことができるだろう。(21日(土)・22日(日)21時まで。23日(祝)20時まで。※ラストオーダーは30分前)

次の「ブラジリアンライブステージ」、「ブラジルマーケット」、「ブラジルシアター」開催は21日(土)~23日(祝)まで。台風の影響で受けてしまった最初の三連休とは違い、この三連休は好天が予想される。アルパB1噴水広場では、宮沢和史(THE BOOM)、ラモス瑠偉、リンダⅢ世、球舞-CUBE-、orange pekoe、アマンダ&カポエィラ・テンポ、などが出演。3日間にわたり様々なアーティストが繰り広げるステージは心に残ること間違いない。

10月14日まで常時開催されている「アマゾン展」、「リオ・サンバカーニバル ミュージアム」も、貴重な週末にピッタリの話題を提供してくれるだろう。



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