「A brisa de Barra (バーハからのそよ風)」
日本を代表するサンバヘギグループ『Bloco BARRAVENTO(ブロコ・バハヴェント)』 の“Kanako”さんが、バイーア州のサルヴァドール(Salvador)で半年間の単身武者修行へ! 果たしてどんなことが待ち構えているのか?Kanakoさんが現地の体験をレポートします!!
【番外編】レポート第一弾!「TransitはIstanbul」 [2014,10/28]
いきなりの番外編です。 ブラジルまでは一般的に約12時間の飛行+トランジットで数時間の待ち+約12時間の飛行と1日以上かかります。 今回のブラジル行はトルコ航空を利用しました。最近、日本-ブラジル便に力を入れているようで、接続も悪くありません。 料金もお手頃。 せっかくなのでトランジットのため、Istanbulに1日滞在しました。
トルコは紀元前8000年ともいわれるほど深い歴史を持つ国。 世界遺産でもあるIstanbulの旧市街を中心に見どころが沢山。多くは徒歩でも回れますが、路面電車やメトロと合わせると、より満喫できます。
①Sultanahmet Camii スルタンアフメット・ジャーミィ(別名:ブルーモスク)
②Ayasofya Müzesi アヤソフィア・ミュゼィ(アヤソフィア博物館)
③Topkapı Sarayı トプカプ・サラユ(トプカプ宮殿)
④新市街の楽器屋さん巡り
⑤ガラタ橋のたもとでサバサンド
⑥Kapalıçarşı カパル・チャルシュ(別名:グランドバザール)
⑦hammām ハマム と呼ばれるトルコ風サウナ(あかすりと泡のマッサージ)
⑧レストランで古典音楽とSema セマー(旋舞)見学
一日でこれだけ巡りましたが、特筆すべきは街中に猫が多く、しかも可愛い。
古典音楽とセマー(旋舞)の不思議な魅力
ウードと呼ばれる弦楽器、ネイという縦笛、ダラブッカというタンバリンを大きくしたような打楽器。旋律も調子も初めての体験で、どこで拍をとるのかも分かりませんでした。日本でいうところの長唄のような感じでしょうか。
場が温まったころ、この音楽に合わせてダラブッカの人が歌い出し、男性がくるくるくるくると旋回して舞います。時間にして30分!三半規管はどうなっているのか。見ているこちらの目が回りそう。
国語辞典によると、「セマー:スーフィズム(イスラム神秘主義)のメウレウィー教団における修行の一つ。スカート状の白い衣服をつけ、音楽に合わせて回転を続ける踊り。旋舞(せんぶ)。」
厳かな雰囲気といい、修行と聞いてなるほどと納得。Samba de Roda(円になって交代でサンバを踊ります)といい、 盆踊りといい、円になって踊ることには世界共通の宗教感があるのかもしれません。
番外編は楽しんでいただけましたでしょうか。次回からはブラジルの様子をお届けします。 もしよろしければ、お付き合いのほどよろしくお願いいたします!
Bloco BARRAVENTO(ブロコ・バハヴェント)
2002年
結成
2007年
「Asa de Águia(アーザ・ジ・アーギャ)」と共演
2009年
「オロドゥン(OLODUM)」の打楽器隊としてカーニバルに参加
2012年
台北サンバカーニバル「Dream Parade」に参加
2012年
「Brazilian International Press Awards」 受賞
結成~
ブロコ・アフロの楽器隊の一員としてサルバドールのカーニバルに10年連続で参加。ブラジルサルヴァドールが生んだ世界でも最高峰の歌「ダニエラ・メルクリ」とカーニバルで共演。日本の様々なフェスティバル、イベント、ライブに参加。TV番組の出演や、群馬、金沢で定期的にワークショップを行う。 2012年より台湾に遠征。サンバヘギを通じて日台間の相互交流に関し重要な役割を果たしている。
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