伝説の“アルテザナウ”「カシャーサ・ダ・キンタ」がついに日本上陸!
この時を楽しみに待ちわびていたカシャーサ好きのブラリオが、駐日ブラジル大使館で行われた「発売記念プレ試飲会」に行ってきました。
今回はどんなカシャーサでやってきたのでしょうか!?
ブラジルのお酒といえばカシャーサ
日本を代表するお酒といえば、米から作る日本酒、麦・芋・米などからつくる焼酎。ブラジルといえば、サトウキビから作るブラジル原産の蒸留酒、カシャーサ(Cachaça、カシャッサともいう)です。
カシャーサは、ストレートで飲むのはもちろん、カイピリーニャ(Caipirinha)やフルーツのカクテル(バチーダ:Batida)のベースにもなる、ブラジルでポピュラーなお酒です。サトウキビの甘い香りとまろやかな味が特徴的でブラジルの風土とマッチしています。
ブラジルでごく一般的に飲まれているカシャーサは工場で生産したものですが、今回ご紹介する「カシャーサ・ダ・キンタ」は“職人による手作り(アルテザナウ)”で、ブラジル人でもほとんど飲む機会がないほど、一級品のカシャーサです。
生産地はリオデジャネイロ州の山岳地帯。標高200mに美味しい水が流れ、サトウキビの栽培とカシャーサの製造に適した土地でFazenda da Quinta社によって厳しい品質管理の下で製造されています。
Fazenda da Quinta社は、1953年ポルトガルから移民したフランシスコ・ロレンソ・アウベスによって創業、三代にわたり進化させ、世界三大酒類コンテストの一つ、ブリュッセル国際スピリッツコンクールでグランドゴールドメダルを2013年に受賞しました。
生産量は少ないけれど、そのぶん手間暇をかけて最高の香りと味を追及し、ブラジルのカシャーサとして初の栄誉に輝きました。
ブランカ、アンブラーナ、カルヴァーリョを飲みくらべ
日本で販売される三種類、ブランカ(BRANCA)、アンブラーナ(AMBURANA)、カルヴァーリョ(CARVALHO)の順番でテイスティング。
まず、何といっても香りが素晴らしい!甘く豊潤な香りに極上のカシャーサということがすぐにわかります。
ブランカ(BRANCA)はステンレス製のバレルで貯蔵・熟成した、フレッシュなカシャーサ。癖がなく、とても素直な味で飲みやすい。この日用意されていたコッシーニャやパステウ、生ハムや、甘いチョコレートにも合います。カシャーサとカカオが程よく馴染み、甘さが美味しさを際立たせています。どんな料理も相性がよく、食前酒として選ばれるのも納得。
カルヴァーリョ(CARVALHO)は、オークの木樽で貯蔵・熟成。オークの深みと重みが、カシャーサと混じりあい、ウィスキーを連想させる味に仕上がっています。
アンブラーナ(AMBURANA)はブラジル原産の森林樹の木樽で寝かせることによって、柔らかく繊細で、スパイスを感じさせるフルーティーな後味が特徴。オーク樽よりも風味が優しいため、程よくバランスがとれた深い味でした。
樽での熟成が進んだこの二つはそれぞれの樽の独特の香りによってブランカよりも、より深い香りを楽しむことが出来ます。最初にブランカ(BRANCA)でベーシックな香りと味を堪能してから、カルヴァーリョ(CARVALHO)とアンブラーナ(AMBURANA)をじっくり味わう。そんな順番で飲むのもカシャーサを理解しやすくなるのでお勧めです。
個人的にはブラジルらしさを感じたいので、ブラジル原産の森林樹の木樽で熟成されたアンブラーナに惹かれました。
両方ともオリーブや塩気のある料理との相性も良く、これならお酒が好きな人はもちろん、あまり飲まない人でも違いを感じながら、カシャーサの美味しさを感じていただけるはずです。
飲み方は断然ストレートやロック!カクテルにするのはもったいない。
アルコール度数が40%弱あるので、ちびちび飲みんだほうがいいけれど、甘さを感じるフルーティーな柔らかい味わいのおかげで、カァーッとくることもなく飲みやすいので、ちびちびをかなりの早さで繰り返してしまう・・・。危険を若干感じながらも、とても美味しかったです。
価格は4200円(500ml)。その価格に恥じない味に満足していただけると思います。「お酒好きな人にブラジルものをプレゼントしたい」そんな時にも相応しい贈り物です。
カシャーサの美味しさを伝えるアイテムが増えたことに喜びながら、ほろ酔い気分で会場を後に。
「カシャーサ・ダ・キンタ」を飲んで、カシャーサ好きが増えますように。
カシャーサ・ダ・キンタの日本公式サイト
http://www.cachacadaquinta.jp/
ファゼンダ・ダ・キンタ社日本正規代理店
シモンセン株式会社