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第9回ブラジルフェスティバル / IX Festival Brasil 2014

新たにスタート!ブラジルフェスティバル

7月19日(土)・20日(日)に行われたブラジルフェスティバル2014。

土曜日は曇り空。今年はブラフェスにブラジル最大のテレビ局Globoが参加をしていないことや、イベント期間中は天候が不安定になるとの予報や、ワールドカップの悲しみを引きずって、例年より少なめの客入りでスタート。

今年は果たしてどうなる?と不安がよぎる中、お昼に登場したバハヴェントがサンバ・ヘギのリズムを刻み、パワフルなパレードを始めると、会場のそんな空気を一瞬に吹き飛ばした。これで今年も、ブラフェスが無事に開幕!

会場は徐々に人が増え始め、15時45分には初出場のマラカトゥを演奏するバッキバが登場。先ほどのサンバ・ヘギとはひと味違う打楽器の音が会場に鳴り響く。パレードが終わると、ステージにはアントニオ猪木氏が登場。恒例の掛け声と、ビンタで会場は熱狂に包まれた。

その後もステージには、日本でブラジルカルチャーを広め、活躍しているアーティスト達が勢ぞろい。カポエイラやサンバ、アシェなど、土曜日ならではのステージが続いた。夕方から激しい雨が降るも、無事に初日が終了した。

日曜日は天気も回復。気温も上昇、暑い一日が始まった。土曜日と比べると、観客も例年同様に増え、夏のブラジル一大イベントにふさわしい熱気。



そんな熱気の発生源となるのは、イベントを楽しむブラジル好きな人たち。さらに今年はワールドカップをテレビで見て、初めてブラフェスを訪れたという多くの日本の人にも遭遇。また、実際にブラジルで日本戦を観戦したという人もいた。

日本で暮らすブラジルの人が年に一度こうして集まって、楽しむ場である一方、屋台で料理を食べたことがきっかけで、今度はブラジル料理店で本格的に料理やお酒を楽しみたい。といったように、日本の人がフェスを通じてブラジルに興味を持つことも、イベントの意味をより大きなものにしている。

そしていよいよステージには、今年ラストを飾るギリェールミ・アランチス(Guilherme Arantes)が登場。激しい雨の中で歌うギリェールミの声に、ファンの歌声が重なりあう。往年のヒット曲を、ブラジルから遠く離れた日本で聴く。きっと懐かしい思い出もよみがえり、どんなに勇気づけられたことだろう。

毎年ライブの後もぎりぎりまで観客は会場にとどまり、余韻に浸りながらさらに食べて飲んで盛り上がるが、今年は徐々に強まる雨のため、早々と店じまいを始めていた。

最後に閑散とした会場をぐるっと一周。雨のあたらない場所に集まるたくさんの人を見た。

「今年はブラジルは悲しみの底だとしたら、来年は必ず今年以上の盛り上がりになる。」

熱狂が凝縮されたその場所を通り過ぎたとき、そんな予感が心の底で芽生えていた。新たなスタートを切った。



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